説明
楊 継洲 著 浅野 周 訳
四六判 上製 1400頁
14286円+税
ISBN978-4-916037-75-6 C3047
『鍼灸大成』(1602年)は、明代の楊継洲により編纂された鍼灸書。 この『鍼灸大成』を、日本で初めて完訳した。楊継洲は、鍼・灸・薬をいずれも重視した治療家として知られており、さらに選穴・取穴・手法において独特の見解をもっていたとされる。当時行われていた鍼灸の経験を広く収集するだけでなく、楊家家伝の内容も盛り込まれている。古典でありながらも、現代医療においても、まったく遜色のない内容となっている。
目次
巻一 素問
巻二 歌賦
巻三 歌賦
巻四 補瀉
巻五 流注
巻六 経穴 (肺〜腎経)
巻七 経穴 (心包〜肝経)
巻八 疾患別の治療穴
巻九 各取穴、灸法など
巻十 小児按摩
訳者プロフィール
淺野 周(あさの しゅう)
中国医学翻訳家 鍼灸師(北京堂鍼灸)
翻訳書
『全訳経絡学』『全訳中医学基礎』(たにぐち書店)『鍼灸学釈難』
(源草社)『急病の鍼灸治療』『難病の鍼灸治療』『刺血療法(共
著)』(緑書房)
略歴
1985 年 学生時代に三寸三番を使った大腰筋刺鍼を開発
1987 年 明治東洋医学院鍼灸科卒
1990 年 北京中医学院針推系進修生修了
1990 年 北京堂を開業
1998 年 北京堂ホームページを開設。治療法を公開
三寸鍼を使った大腰筋刺鍼で知られている。
日本で唯一、胃下垂を治せる針灸師として有名。
著者について
更新