土地と住宅

著者 : 荒木 清三郎
出版社 : 三和書籍
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書籍詳細情報

  • カテゴリー :
    法律
  • 言語 :
    日本語
  • 出版日 :
  • ページ数 :
    254 ページ
  • サイズ :
    4,267 KB
  • ISBN :
    9784862510884
  • 関連印刷ISBN :
    9784862510884

説明

元東京都建設局参事
荒木 清三郎 著
A5判 並製 235頁
価格 3,500円+税
ISBN978-4-86251-088-4 C2030

本書の内容は、住宅の量と質・所有関係・資産価値の三点と需給をベースに構成し、これに土地関係を交えている。新たな制度的枠組みの成立過程を克明に記述した基本法の運用は、「公」か「民」のいずれに力点を置くかで左右される。焦点となる住宅政策については基本法の意図と影響を考察し、土地政策を含めて課題を抽出した。またその延長として、土地および住宅の“安全”と“市場”に関する事例をもとに総括を試みている。

目次

まえがき

第1章 「住」の変化について
 1 住宅を考える視点
  住宅の量と質
  住宅の所有と利用
  住宅の資産価値
 2 住宅の供給
  住宅の取得と選択
  住宅政策の変遷

第2章 提言と答申の内容と疑問点
 1 経団連等の提言と審議会答申
  提言と答申
  市場化の功罪
 2 提言と答申との開き
  公共性への疑問
   《住宅金融システム》
   《住宅セーフティーネット》
  市場の成立性

第3章 土地基本法と住生活基本法の違い
 1 土地基本法と住生活基本法
  土地と住宅の基本理念
  理念の違い
 2 基本法の方向
  土地―民から公へ
  住宅―公から民へ
  検討の背景
  公的住宅の沿革と現状
  公的賃貸住宅の施策対象および公的関与の必要性
  施策展開に当たっての方向性

第4章 基本法と住宅政策の焦点
 1 基本法の効用
  基本法の多様性
  基本法の効用
 2 住生活基本法の影響
  住宅関連法の態様
  政策実現へのアプローチ
  土地市場の条件整備
  取引価格情報の提供
  地籍の整備
  土地属性に関する情報システムの整備
  定期借地権制度の改善
  市場重視型の新たな住宅金融システムの整備
  住宅市場における重点分野
  市街地における居住環境整備の推進

第5章 安全と不動産市場の動向
 1 土地と住宅の安全
  住宅の安全
  耐震構造の偽装問題
  住宅の品質保証と欠陥補償
  多様化する賃貸住宅
  住宅の防災
  住宅の防犯
  住宅ローン金利
  所有か賃貸か
  住宅生産と安全
  異なる建築工法
  住宅の形態と耐用年数
  木材の利用
  建築と住文化
  建築家と建築士について
  土地の保全
  都市と住宅地
  建築敷地と住宅作法
  地価決定の過程
  土地情報
  土地の境界
  物納土地の整理
  定期借地権の効用
  土地利用関係の変化
 2 変貌する市場
  変わる不動産市場
  サブプライムローン問題と金融市場
  不動産相場と金融危機
  不動産ファイナンス事情
  公の市場参入による変化
  成熟社会での市場の転換
  土地格差と住宅格差
  格差の存在
  土地格差と国土形成計画
  農業改革と農地
  格差のない住宅
  政権交代と施策の変化

参考文献
あとがき

図表索引
索引

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